ツアー概要)
札幌に住んで20年余、折畳自転車店主として、お客さんを「札幌の歴史」という切り口でガイドするようになって6年です。だいぶ札幌の成り立ちに詳しくなれました。そんな地元史好きな私にとり「黎明期の明治日本」の様々な事件にまつわる史跡が札幌にも結構残っている、、のが当の札幌市民にもほとんど知られていない事実は内心忸怩たる思いでそれをもっとアピールすべきである、、と考えておりました。
そんな折、、司馬遼太郎の名作「歳月」「峠」「翔ぶが如く」に出て来る魅力的なキャラクターの札幌での足跡を折畳自転車で辿ることで、私の宿願が成就するのでは、、?ということに思いが至り、、この体験ツアーを企画しました。近代史に興味のある方、黎明期の明治国家(薩長藩閥政治、佐賀の乱、西南の役など)にお詳しい方、にお運びいただけると嬉しいです。司馬遼太郎ファンであれば尚よし、です。
札幌は広い街なので、人力移動ですべてを賄おうとすると結構大変だったりするんですが、折畳の自転車と交通機関を上手に連携させ交通の激しいところは電車に乗り、より安全に、より楽しく、より効率的に先人たちの足跡をたどれると思います。
ブロンプトン、ダホンなどの正規販売店主が、高機動型折畳自転車を活用し、交通機関と連携する「輪行」で効率的に札幌をめぐります。西日本で起きた黎明期の明治日本の大事件を、それにかかわった人物たちの札幌での足跡を通じて立体的に俯瞰することを目指しています。
8時半に集合、自転車の扱いに関して軽くご説明をして、さっそく出発。母なる豊平川を遡り、護国神社、豊平館をめぐり、西南の役が当時の明治国家に対していかにインパクトの大きなことだったかまた明治6年の政変以来の世相に思いを馳せます。
関連書籍(翔ぶが如く、坂の上の雲、)
その後地下鉄中島公園駅から地下鉄に乗ります。大通り駅で乗り換え、円山公園駅で下車、その後北海道神宮へと向かいます。北海道神宮、開拓神社などを回り黎明期の札幌の中心人物たちの足跡を司馬遼太郎の作品をベースに振り返り、、当時の明治国家の混乱に思いを致します。特に札幌開祖の一人島義勇の生きざまに関して掘り下げます。
関連書籍(翔ぶが如く、歳月、)
再び地下鉄で中心部に戻り大通り公園を中心に、赤れんが庁舎、時計台などを廻りつつ司馬作品に出て来る魅力的なキャラクターたちの仕事に思いをはせ、豊平川から、札幌の大動脈の一つ国道36号線を通り、大体14時前後にゴールです。
関連書籍(翔ぶが如く、峠、肥前の妖怪、歳月)
島義勇
岩村通俊
岩村高俊
松浦武四郎
鍋島閑叟
西郷従道
乃木希典
黒田清隆
WSクラーク
江藤新平
大久保利通
ブロンプトン、ダホンなどの高機動型折畳自転車 同収納袋
簡易雨具 保安部品
もちろん整備済。行程中の故障にはガイドが対応いたします。
少雨決行です。多少雨にぬれてもいい服装。
身の回り品を入れておくためのデイパック
天候の急変に対応できる装備品
5名まで。おひとりさまからでもツアーは催行いたします。
ご参加の方に合わせて多少増減あり得ます。
1)普通に自転車に乗れる人であること
2)成人、未成年者の参加の場合は保護者同伴で
自転車のサイズから、参加をお断りすることがあります。
3)少雨決行いたしますので、そこに理解が及ぶ方
4)
ガイドは多少の英語ができますが、、かなり込み入った内容になり ま すので、詳述する場合は日本語になります。異邦人でご参加をご希望の場合は、それなりに日本語に通じていらっしゃる必要があります。
基本的に司馬遼太郎作品に準じたご説明をしながら進みます。研究の深まっていない部分もありますが、当時の世相を感じることを目指していますのでご理解をよろしくお願い致します。願わくば私も知らないことなど参加者にご披露いただき、、参加者全員で近代史への理解を深めるひと時に出来れば、と願っています。
少雨決行です。しかし、前日の時点で50%以上の降雨が予想されている場合は、自転車に乗らずにタクシー、公共交通を使って同様のルートを廻ります。その際の交通費はこちらでお支払いいたします。
荒天が予想される場合のみ中止の上、契約書に従い処理いたします。
令和2年度予定
8月23日(日)
10月11日(日)
¥25800(税込み)/御一人
自転車レンタル、ガイド料含み。交通費、食費等含まず。
雨天時自転車を使用しない場合は¥22800(税込み/御一人)です。
冬季ツアーと同様です。
予約のコーナーよりお申し込みください。委細確認しつつ詳細を打ち合わせます。